こども食堂・居場所って、どんな場所?
「こども食堂」という言葉を聞いたことはあっても、「貧困家庭のこどもが行く場所」「うちは当てはまらない」と誤解している方が多くいます。しかし実際には、ほとんどのこども食堂は「どんなこども・どんな大人でも利用できる場所」として運営されています。
練馬区内には2026年現在、区が把握しているだけで20を超えるこども食堂や居場所があり、さらに個人・団体が草の根で開催している場も存在します。共通しているのは、「地域で顔の見える関係をつくり、孤立を防ぐ」という目的です。
💡 こども食堂・居場所でできること
- 温かい食事を低価格(無料〜300円程度)で食べられる
- 他のこども・地域の大人と顔見知りになれる
- 家ではできないゲーム・工作・勉強・宿題ができる
- 保護者の方も、子育ての悩みを気軽に話せる
- 困りごとが生じたとき、相談する人ができる
わかちあい練馬が運営する場所
わかちあい練馬は練馬区内で、こどもの居場所と食支援を複数運営しています。すべて事前申込制です。
- 日時
- 毎週月曜日 18:30〜20:30
- 場所
- 練馬区石神井町2-15-15 ふらっとほーむ石神井
- 料金
- おとな300円/こども(18歳まで)無料
- 対象
- 練馬区にお住まいの方
- 申込
- 実施2日前(土曜23:59)締切
- 日時
- 日曜日 9:30〜18:30(だるまちゃんちは第2・第4、てんぐちゃんちは第1・第3)
- 場所
- 練馬区氷川台3-19-7 井垣ビル1階
- 料金
- 無料
- 対象
- こども・若者(年齢制限なし、保護者同伴可)
- 日時
- 休祝日を問わず毎日 9:00〜21:00
- 場所
- 練馬区石神井町2-15-15 ふらっとほーむ石神井
- 料金
- 無料
- 対象
- 食料支援を必要としている方(世帯制限なし)
- 申込
- 事前申込が必要(電話・メール)
練馬・桜台・氷川台エリア
練馬駅から氷川台駅、桜台駅周辺の地域。わかちあい練馬の本拠点(氷川台)もこのエリアにあります。
石神井エリア
石神井公園・上石神井・石神井台エリア。わかちあい練馬の「ふらっとほーむ石神井」もこの地域にあります。
大泉エリア
大泉学園駅・保谷駅周辺。練馬区のなかでも住宅地が広がるエリアで、こども食堂や居場所が比較的多く点在しています。
光が丘エリア
光が丘駅周辺。大規模団地と若い家族が多いエリアで、こども支援ニーズの高い地域。
光が丘エリアには区の子ども家庭支援センターや児童館が充実しています。最新のこども食堂開催情報は、こまねり(こどもまんなかネットねりま)のサイトで確認できます。
不登校のこどもの居場所・フリースクール
文部科学省の調査では、全国の不登校の小中学生は過去最多を更新し続けています。練馬区内でも、学校以外の居場所を求めるこどもとその家族が増えています。
練馬区の公的サポート
- 練馬区立学校教育支援センター 教育相談室: 不登校やいじめ等の教育相談窓口。豊玉・光が丘・関・大泉の4か所。
- フリーマインド(小学生対象)/トライ(中学生対象): 不登校の児童・生徒向けの適応指導教室(光が丘・石神井台に設置)。学習支援、集団活動、相談支援を実施。
- つむぎフォローアップ: 高校生年代の進路相談と学習支援。
- スクールソーシャルワーカー: 家庭環境に課題を抱えるこどもの支援。学校経由で相談可能。
民間のフリースクール・居場所
- わかちあい練馬のこどもの居場所(氷川台): 学校に行けない日の居場所として利用可能です。
練馬区内のフリースクール・居場所は日々増減しています。最新情報は、こまねり(こどもまんなかネットねりま)のサイトで確認できます。
💡 不登校は「こどもの問題」ではありません
近年の研究では、不登校の背景には学校環境、家庭環境、発達特性、メンタルヘルスなど複数の要因が絡んでいることがわかっています。「学校に行かせる」ではなく「こどもが安心できる場所を増やす」という視点で、複数の居場所を組み合わせていくのが現在の支援トレンドです。
若者(15〜30代)が使える支援
「こどもの支援」からは外れてしまうが、「大人の制度」にはまだ早い——。この15〜30代の狭間は、支援が最も薄い年代です。特に20代の男性向けには、既存の公的支援施設がほとんど機能していないのが実情です。
練馬区内で若者が使える相談先
- ねりま若者サポートステーション: 練馬区の若者自立支援事業。春日町青少年館3階(練馬区春日町4-16-9)。不登校・ひきこもり等の状態にある方向けの相談・居場所支援。電話03-5848-8341。
- 練馬区 生活サポートセンター: 仕事・職場の悩み、ひきこもり、生活・お金に関する若者の相談にも対応。
- NPO法人わかちあい練馬: 若者向け生活相談、シェルター、アウトリーチ(訪問)支援。
若年男性向けステップアップ型シェアハウス(2026年春開設)
わかちあい練馬は、2026年春から氷川台の3階建てビル3階で、20代の若年男性向けに特化したシェアハウス型シェルターを新設します。女性や中高年向けの支援施設はある程度整備されていますが、20代男性が長期滞在し自立を目指せる施設は全国的にも不足しています。
このシェアハウスでは、実質4万円台という低家賃で住まいを提供し、生活を立て直しながら貯金をして、一般的なアパートへ転居する「ステップアップ」を支援することを目的としています。
保護者・支援者が知っておきたいこと
「うちの子は大丈夫」と思わずに、選択肢を増やす
こども食堂や居場所は、「困ってから行く場所」ではなく、「困らないために、日頃から顔を出しておく場所」です。こどもにとって、学校・家庭以外の第三の居場所(サードプレイス)があることは、孤立を防ぎ、困ったときに頼れる大人をつくるうえで大きな意味があります。
保護者自身の居場所も大事
ひとり親家庭、ワンオペ育児、高齢者介護と育児のダブルケアなど、保護者自身が孤立していると、こどもにも影響が及びます。こども食堂の多くは、こどもだけでなく保護者の居場所としても機能しています。
家族ごと地域に溶け込む場所をつくる。
気になるこどもがいたら、どうするか
近所のこどもが「なんとなく気になる」「ご飯を食べていなそう」「服装が季節に合っていない」など、虐待やネグレクトが疑われる場合は、迷わず189(いちはやく)に電話してください。匿名での相談も可能で、間違いだった場合でも責任を問われることはありません。
虐待通告は「こどもを奪う」ためではなく「家族を支える」ための仕組みとして位置づけられています。早い段階で支援につながることで、家族全員が息をつける状況になるケースも少なくありません。
よくあるご質問
こども食堂は、お金に困っていなくても使っていいの?
はい、ほとんどのこども食堂は「誰でも」を掲げています。経済的な困窮だけでなく、孤食を減らしたい、地域とつながりたい、という方も歓迎されます。利用に所得証明などは不要です。
こどもが学校に行けません。居場所として使える場所はありますか?
練馬区内には、不登校のこどもを受け入れるフリースクール、私設児童館、NPOが運営する居場所が複数あります。わかちあい練馬も氷川台で日曜日の居場所を運営しています。
10代・20代の若者ですが、頼れる大人がいません。どこに相談できますか?
練馬区には若者向けの公的窓口(ユースサポートネット)と、民間団体による相談先があります。わかちあい練馬でも若者支援を行っており、2026年春からは若年男性向けのステップアップ型シェアハウスも開設予定です。まずは公式サイトの相談フォームからご連絡ください。
こども食堂のボランティアをしたいです
わかちあい練馬でも、だれでも食堂・こどもの居場所・フードパントリーでボランティアを募集しています。調理経験の有無は問いません。
自分もこども食堂を始めたい
練馬区社会福祉協議会の「練馬ボランティア・地域福祉推進センター」(03-3994-0208)が、立ち上げ支援や助成金情報の提供を行っています。